ジャンプで腰痛に…神経痛も併発!そこから20日で改善した経緯と注意点
来院前の状態とお悩み
40代の男性の方が、腰の痛みで来院されました。
来院時にお伺いした症状の詳細は、以下の通りです。
- 来院の3日前から、腰が痛み始めた。
- ズキズキするような、神経的な痛みがある。
- 長時間座っていると、左の太ももまで神経的な痛みが出る。
症状の要因と思われる事柄には、以下のようなことがありました。
- 競技フリスビーをしていて、横にジャンプをした際に腰に痛みが走った。
- 立ち上がる際や、長時間の座った姿勢で痛みが増す。
- お仕事はデスクワークをしていて、動くことは少ない。
初回来院時
お身体の状態を確認した際に、ぎっくり腰のような腰周りの熱っぽさはありませんでした。
ただ骨格の確認をした際に、骨盤の左側が上がり、腰回りの筋肉が硬くなっている状態にありました。
筋肉が硬いと痛みも強く出てしまうので、筋肉を緩める事を中心に、骨盤と背骨の調整を行いました。
施術後は、痛みはまだ残るものの、痛すぎて身体を動かせなかった状態から、前屈が出来るようになっていました。
改善までの経緯
2回目以降も、硬くなった腰周りの筋肉を緩め、ゆがみのある骨盤を調えるという、同様の施術方針で行いました。
初回来院時から1週間程で痛みはだいぶ軽減し、腰を捻る動作や立ち上がり動作もスムーズに行えるようになりました。
また、腰周りのストレッチとして、前屈と脇腹の部分を入念に行って頂くことをお伝えしました。
ご自宅や運動前後、そのストレッチをしっかり行って頂くことにより、腰痛が再発しづらくなっていきました。
初回来院日から20日を過ぎた頃にはほぼ痛みは無く、腰痛を気にせずにスポーツが出来る様になっていました。
現在は1~2ヶ月に1度のペースで、お身体のメンテナンスをしに来院されています。
コンタクトスポーツ以外でも、腰痛予防は大切です
接触のあるコンタクトスポーツ以外でも、ジャンプや体を捻ることが多かったりすると、腰や背中、股関節を痛めることがあります。
腰痛予防という観点からは、それらの動作を支えるだけの筋力が必要になりますし、同時に筋肉の柔軟性も重要です。
そのためには、筋トレだけではなく、念入りにストレッチをすることも大切です。
腰痛予防のための筋トレとしては、上体を起こしたり反らしたりして、腹筋や背筋を鍛えるメニューが基本です。
またそれに加え、横向きに寝た状態から上体を起こしたり、あお向けの状態で両脚を少し上げて10秒ほどキープしたりなど、脇腹や下腹部周りを鍛える筋トレも有効です。
腰痛予防のストレッチとしては、上半身を前や後ろに倒したり、身体を捻ったりする、基本的なメニューをしっかりこなすことを推奨します。
さらに骨盤の左右バランスのゆがみが腰痛につながることもあるため、普段からそのゆがみを整えておくことも有効です。
もし自分でケアするのが難しいほどの腰痛になってしまった場合は、慢性的な痛みになる前に、早めに専門的なケアをしてもらうことをお勧めします。