リモートワークで腰痛に!改善の経緯と腰痛にならないための注意点

来院前の状態とお悩み

8月初旬に、30代の男性が重度の腰痛にて来院されました。

座っていても腰全体の痛みが常にあり、立ち上がる時にはさらに強い腰の痛みがありました。

普段から慢性的に腰に違和感があったそうですが、来院の3日前から痛みが増したそうです。

お仕事はデスクワークで、初来院された当初はリモートワーク(在宅勤務)をされていました。

ご自宅では筋トレを少しする位で、通勤等も無い為、その他には運動らしい事は何もしていなかったそうです。

初回来院時

歩く際に痛みがあるため、腰を曲げながら来院をされました。

最初に、骨格・骨盤にゆがみが出ていないか、さらには筋肉の硬さのバランスが、左右で崩れていないかをチェックしました。

その結果、左右の骨盤の高さに2cmほどの差があり、また腰の筋肉は両方とも硬さがありましたが、左側により強く硬さが出ていました。

そこで背骨と骨盤の骨格バランスの調整に加え、運動療法を含めた、硬くなった筋肉を緩める施術を行うことにしました。

骨格・骨盤のゆがみの程度も大きく、腰の痛みも強いため、椅子からの立ち上がりや施術ベッドからの起き上がり、さらには体勢を変える動作に苦労をしました。

痛みが出ないようにゆっくりと身体を動かしてもらいながら、骨格のバランスを整えることをメインに、筋肉を緩める運動の施術を行いました。

施術後、痛みは軽減し、施術前は伸ばせなかった腰が伸びるようになり、腰を曲げなくても歩くことができるようになりました。

改善までの経緯

2回目と3回目の来院時は、動き始めの痛みは残っていましたが、歩く際の痛みはさらに軽減していましたので、初回と同様の施術を行いました。

4回目に来院された時は、痛みに波があり、歩く際の痛みもやや戻っている感じがあるとのことでしたので、筋肉を更に緩めていく為の施術を中心に行いました。

5回目の来院時には筋肉もだいぶ緩み始め、歩く際の痛みの波もほぼ無くなっていました。

さらに施術ベッドからの起き上がりも、だいぶスムーズに行えるようになっていました。

初来院から2週間経過した際には、ほとんど痛みもなく、日常生活も問題ないレベルまでに改善されていました。

現在ではメンテナンスで3週間に1回程度来院され、寒くなっても痛みはなく、とても快調なご様子です。

リモートワークで腰痛にならないためには

元々デスクワークの仕事をされている方でしたが、リモートワークに切り替えるようになってから、腰痛が酷くなったとのことでした。

デスクワークでも腰を痛める方は多いですが、リモートワークですと、他人の視線が無くなる分、姿勢が崩れたまま長時間座る姿勢が続いてしまい、腰痛につながりやすくなります。

さらに普段から軽い筋トレを行ってはいるとのことでしたが、筋肉を緩めるストレッチのようなことは行っていなかったため、日を追うごとに、腰の筋肉の硬さが増していったと思われます。

リモートワークで腰痛にならないようにするためには、他人の視線が無くても、まずは腰に負担をかけない座り方をすることが重要です。

その上で、こまめに立ち上がったり、腰を伸ばしたり等、腰に負担が貯まらないようなケアをしてあげることが大切です。

もし仕事中にケアができなかった場合は、仕事が終わった後にでも、腰を伸ばしてあげるストレッチをする等、腰に貯まった負担を翌日以降に持ち越さないようにしてみましょう。

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