デスクワークで股関節痛に?改善の経緯とならないために必要なこと

来院前の状態とお悩み

60代男性の方が、股関節の痛みで来院されました。

痛みのために腰を曲げての歩行になり、自転車に乗っている方が楽という状態での来院でした。

普段も10分ほど歩くと痛みがひどくなり、立ち止まって休憩を繰り返す、とのことでした。

お仕事はデスクワークをされていて、夜勤もあるため、生活のリズムは不安定ということでした。

また、普段はこれといってお身体のケアはされていないとのことでした。

初回来院時

初回は、施術ベッドにうつ伏せになって足を伸ばすことも辛く、また座った状態から立ち上がることも、ゆっくりと行わないと出来ないような状態でした。

お身体の状態をチェックしたところ、腰と股関節周りの筋肉が特に硬く、骨盤のゆがみもかなり出ていました。

そのため、骨盤と背骨のゆがみの調整と、硬くなっている筋肉を緩める運動を中心に、初回の施術を行いました。

施術後は、万全ではないものの、腰を曲げて歩く状態に改善が見られました。

改善までの経緯

2回目以降も同様の施術を行い、回を追うごとに、痛みも軽減していきました。

また、骨盤のゆがみがだいぶ改善した段階で、歩行時に腰を曲げて歩く状態を改善するために、筋肉を緩める施術を中心に移行しました。

1月半を過ぎる頃には痛みも無くなり、歩行も、股関節の痛みが出る前の状態に戻っていました。

その後は、週一でメンテナンスのため来院されていましたが、現在では通院しなくても過ごせるまでに回復されています。

デスクワークで股関節痛にならないためには

デスクワークで長時間同じ姿勢でいることにより、腰だけではなく、股関節周りの筋肉も硬くなりがちです。

さらに左右どちらかのお尻に重心をかけるような座り方を続けていると、骨格や骨盤のゆがみへとつながり、腰痛や股関節痛を引き起こす要因になってしまいます。

そうならないためには、ストレッチをして筋肉を伸ばしてあげたり、湯船に長く浸かって身体を温めたりなど、硬くなった筋肉のケアを普段から行うことが大切になってきます。

ただ今回の方のように、夜勤等で生活リズムが不規則になってしまうと、どうしても後回しになってしまうこともあると思います。

まずは腰や股関節に負担のかかりにくい姿勢で座ることに加え、お仕事中も定期的に立ち上がったり、こまめに腰や股間節を動かしたりするなど、なるべく筋肉に疲労を貯めないようにしましょう。

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